稽古後記


▶2024年1月

 2024年1月。年末から年始にかけてバタバタといろんな事がありました。その中には昇段審や県外試合など慌ただしい日々でした。この前の昇段審査会の寸評が公開されていたので掲載します。

 

※八段審査会(東京)のでありました。

審査員の寸評(実技) 12月9日、江戸川区スポーツセンターにおいて、居合道八段審査会が実施されました。 審査前、審査員研修で草間純市審査委員長から、審査員として誇りと使命感を持って審査に当たり、全日本剣道連盟居合試合審判規則・細則と連盟居合解説の審査上の着眼点を重視するよう話の後、気を引き締め審査に従事しました。 八段審査には、受審者の受審態度に修行の深さを感じさせることが必要だと思います。 審査に当たって、解説書の基本(礼法・作法)、要義と動作の理合が充分に理解されているかを見させて頂きました。仮想を実想として(理合のある)演武をされていない方が見受けられたことは残念に思いました。 最高位の八段として、居合道称号段位審査実施要領の「段位審査の方法」一項の一号、二号を修得し、二項の理合・風格・品位に繋がるように、日々、稽古を積み重ねることが二項の理合・風格・品位を生み出すことになると言われています。 鞘の内で気攻め・体攻め・やむを得ず鞘放れをすれば、剣の攻めと冴え(激しい抜きつけ・切り下し)、その後の残心を最後まで維持継続することが大切であります。 技の錬度(修行の深さ)が自然に表現されれば、目標達成に繋がるのではないでしょうか。 今回、成就されなかった方は、日頃の稽古の中に、時に原点に返ることも必要かと思います。捲土重来を期して目標達成されることを祈念致します。 光行 良一 *この記事は、月刊「剣窓」2024年2月号の記事を再掲載しています。

 

※六段・七段審査会(東京)でありました。

審査員の寸評(実技) 令和5年12月10日、東京都江戸川区スポーツセンターで居合道七・六段審査会が開催されましたので、所感を申し述べます。 審査員研修会では草間純市委員長から審査員としての心構えや厳守事項の訓示の後、審査は段位の付与基準にふさわしく他より抜きん出ている事を評価して欲しいとのお話しがありました。 指定技は、七段と六段は同じ技で、1、3、5、9、10、11が指定されました。今回審査を突破された皆様には日頃の修錬の賜物と心よりお祝いを申し上げます。また、残念ながら不合格になられた皆様には捲土重来を期して稽古を続けていただきたいと思います。 さて、演武の心得として、充実した気勢、正確な刀法、適法な姿勢(気・剣・体の一致)を心がけ、真剣勝負の心境で行ずる心がけが大切とあります。これらを基に各技の留意点を含め審査に臨みました。 ・一本目 前 抜きつけ後の振りかぶりは受け流しではなく小指を緩めず、しっかり後ろを突く気持ちで振りかぶり、切っ先が水平より下がっていないか?血振りの切っ先は45度前下がりとなっているか? ・三本目 受け流し 受け流しから袈裟に切り下ろす動作が一連の動きとなっているか? ・五本目 袈裟切り 逆袈裟に切り上げたとき、しっかり切り上げて刀を返しているか? ・九本目 添え手突き 右袈裟に抜き打ちした時、右こぶしがへその高さとなり、切っ先は右こぶしよりわずかに上がっているか? ・十本目 四方切り 柄当ては強く柄の平で打っているか?敵の水月を突き刺した後、右斜め前の敵に振り向き刀を引き抜くとき剣先が先に上がっていないか? ・十一本目 総切り 敵の左斜め面、次に右肩、さらに左胴を切り下ろす時、頭上から切り下ろす角度と切り下ろした位置が正確であるか? 以上が審査の中で特に気になった点です。 今後、地区講習会に積極的に参加されると共に、『全日本剣道連盟居合(解説)』を熟読吟味され、自己の研鑽とともに、地域での指導に活かして頂くことを祈念して寸評とします。 石田 純士 *この記事は、月刊「剣窓」2024年2月号の記事を再掲載しています。


▶2023年11月と12月

  いつものことですが、この月は忙しいです。古流研究会があったり県外試合があったりとバタバタ。そして、仕事も忙しかったので、まとめはこんな感じです。そのうち活動報告て書きたいと思います。もうしばらくお待ち下さいね。


▶2023年10月

 早いですね10月もあっという間に終わりました。今月も制定居合中心に稽古しましたが、解説書にあるように一本目の「左の耳にそって、後ろを突く気持ちで振りかぶっているか」に着目しての稽古が続きました。

 

 10月といえば「全日本居合道大会」が行われました。長崎県代表六段の部で畑中選手が三位に入賞されましたね。おめでとうございます。ここで参考になるのは、今年の変更点の確認ができること。全日本選手の方々がどのようのやり方をしているのかが見れた試合でした。

 

 軸と中心とぶれない。などの基本的な練習の中に緩急強弱を心掛けながらの稽古などをしました。なかなか難しいです。

 


▶2023年9月

 新たに稽古動画と稽古後記。一ヶ月のまとめページを作成しました。9月になってホームページデザインを変更しました。なかなか時間と編集がうまくいかず、そして、スマホの画面に対応するためパソコンとにらめっこの日々でした。あ~疲れました。

 

 9月はまだまだ暑かった!今年は猛烈な暑さで夜の稽古でも汗だくでしたよ。やっと、9月下旬になって温度は下がってきたものの異常気象には泣かされますね。ペットボトル1本じゃ足りないようです。

 

 今月は長崎県剣道連盟居合道部での講習会が佐世保の県立武道館でありました。久々の講習会だったので楽しみにしてたけど、内容は・・・。でも、遠いね!

そして、古流も今月から出稽古で再開しました。だって、8月は暑かったり忙しかったりでしたから。このくらいのペースが良いみたい。